日本酒は、自然の恵みである米と水を原料とし、
微生物の発酵によって生みだされます。
一見シンプルに思えますが、生産工程は多様かつ繊細。
わずかな変化がお酒の仕上がりに大きな影響を与えます。
そのため現代の酒造りにおいては、
事前に目指すお酒の味や香りを決め、
生産工程を緻密に組み立てる酒質設計が最重要とされています。
月の井酒造店では、この現代の常識である酒質設計をおこないません。
ワインの世界に、「その土地の味」を意味するテロワールという言葉があります。
畑によって生じる味わいや品質の違いをその土地の個性と捉え、
おいしさを語る上で重要なキーワードとなっています。
また、野菜はハウスなどの施設栽培よりも、
青空の下で旬に合わせて育てる露地栽培の方が味がよいとされています。
自然と向き合いながら思いのままに育った方が、
旨味が出やすいといわれているのです。